ホムセン箱をツーリング用に加工する for YAMAHA MT-09SP

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冬の間に、ツーリング体制を充実させる時!

積載力に乏しいMT-09SPなのですが、ツーリング性能UPしたい!
ホムセン箱を加工して(二代目)、積載力を強化します。

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ホムセン箱をツーリング用に加工する for YAMAHA MT-09SP

◆◆◆ 目  次 ◆◆◆

1.ホムセン箱2号機・概説

2.内装材・ベース板を制作し仮組する。 3.内装材の仕上げ~金具取付。

4.フタの加工~完成まで。

2代目ホムセン箱に設定した要件!

(1).ツーリング性能向上=容量UP+雨にも強い。
(2).ベルト固定!(いろいろ考えた結果)
(3).程よい貧乏感+ちょこっと手練れ感。

1.ホムセン箱2号機・概説

1-1.たかがホムセン箱の話です。

ツーリングの積載・・・・どうされてますか?

最近はトリプルパニアの人も増えました。
シートバッグやサイドバッグの人も多いし、リュックを背負う人もいるでしょ。  

それぞれ一長一短ありますが、どれが良くてどれがダメと言う話では無いですよね。
自分の用途と好みと予算に合わせて自由に決めれば良いのです。  
バイクの積載、それぞれのライダーのツーリングスタイルや経験・嗜好が出ますよね。

自分がホムセン箱を選ぶのは、雨天時にあわててカバーを掛ける必要が無い事や容量的な部分です・・・・が。
まぁ一番の理由は『それが好きだから』・・・結局はそういう事です。  
好みの問題ですよねー。   

この記事は、バイク(MT-09SP)の積載用にホムセン箱を加工する話です。
自分同様にホムセン箱が好きな人の参考になれば幸いです(笑)
そうでも無い人には、DIYの楽しさが伝われば良いかなと思います。  

1-2.ツーリング性能向上=容量UP+雨にも強い。

ホムセン箱1号機は、アイリス製のヤツでした。

もともと、バイクの荷台に付ける目的の箱なので、それなりに使い勝手も良かった。

ただちょっと、容量的には物足りない。
日帰りや1泊程度なら十分なのですが、それ以上長いツーリングならもっと容量が欲しい。

と言う事で、容量UPした2号機の製作を始めた次第。

なかなかコレぞという箱が無い。
ネットを彷徨いようやく巡り合ったのが、このコーナン箱でした。

選定の為の評価対象は、サイズ、容量、耐荷重の3点です。

W605×D383×H326mm
容量:45L
全体耐荷重:90kg

ホムセン箱1号機(アイリス製)のヤツの容量はこんなもの。

SHOEIのHORNETを入れるともう一杯一杯です。

それに対して
ホムセン箱2号機(コーナン製)のヤツの容量はこんなです。

SHOEIのHORNETを入れても、1/3近くの余裕があります。
容量UPは目標通りの結果が出そうです。

↓ホムセン箱1号機(アイリス製)の加工の詳細はこちらをご覧下さい。

ホムセン箱を付ける! for YAMAHA WR250R
YAMAHA WR250R にホムセン箱を取り付ける。それ自体が目的です。箱はアイリスオーヤマの一般的なヤツ。オフ車ですから林道行く時は外すし、キャンプなどでも外せたほうが何かと便利そう。なので今回はボルト止めでは無く、ベルト止めにします。

雨に強い・・・というのが要件に入っていますが、
このコーナン箱は、室内で使う前提の箱なので防水性能は考慮外と思われます。
小雨程度なら問題無いと思いますが、土砂降りの時どうなるかは不明。
隙間テープ等の対策が必要かもしれません。

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1-3.ベルト固定!(いろいろ考えた結果)

ベルト固定なら、万が一コケた場合でも運が良ければ逃げてくれるかな?
ほんの少しでも、箱の破損を避けられる可能性があるかな?

それがベルト固定を採用した理由、可能性的にはさほど期待も出来ません。  
でも、ボルト固定にしてしまえば、100%逃げてくれる事はありませんから

ベルト固定の場合、箱にどうベルトを掛けるか?
そこがポイントになります。

ホムセン箱1号機(アイリス製)の場合は、市販のフックを使ってました。

縦型・横型どっちが良いか分からなかったので両方使ってみました。
この程度の利用方法ならどっちも問題なかったです。

ただし、価格が問題になりました。   

フックって1個300円~500円くらいします。
ベルト4本掛けでフックは8個使いますので、それだけで軽く3000円越えました。
コスト的には重大ですよ、箱本体より高額ですからねェ。

箱の加工に掛かるコストも手間も、ボルト固定のほうが抑えられますので、
ボルト固定を選択する事だって有りですよ。  

しかしながら今回は、ベルト固定ながらもコスト抑えた構成を目指します。

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1-4.程よい貧乏感+ちょこっと手練れ感。

ホムセン箱を選んだ時点で貧乏感は獲得済みです。
程良い・・・・かどうかは各個人の主観の問題ですけどね。

自分にとっては、ホムセン箱を積んだバイクはツーリングの象徴。
醸し出す、空と大地の間を住処としグランツーリスモな人生送ってます・・・・的なオーラ。

その辺が、旅慣れ感、ちょこっと手練れ感でもある訳です。
本物である必要なんか無くて、雰囲気だけで十分なんですよ(笑)

さてそれがどんな箱になるのか、続きをお読みくださいまし!

2.内装材・ベース板を制作し仮組する。

2-1.内装材とベース材を板から切り出す。

ベルト固定ですので、箱の側面に係留用の金具を取り付が必要になります。  
ただし、プラスチックの単衣じゃちょこっと心配って事で・・・・・
補強の為に内装材として5mmベニアを貼ります。 

内装材を切り出す為に、型紙を作って形を決める。

いつもの事ですが、この辺は現物見てからどうするか決めます。
要するに行き当たりバッタリって事です。 

木工作業です。
内装材を5mmベニア板から切り出す。
ついでにコンパネ(10mmくらい)から、ベースに使う板を切り出す。

紙ヤスリでざっとバリ取りまでやっておききました。

木工作業なら、やっぱり電動工具がラクラクですね~。



2-2.内装材を仮組みする。

次の工程は、内装材の仮組までです。

ホムセン箱本体と内装材に、ネジ止め用の穴を開けないといけません。

内装材の固定とベルト用の金具は共締めでやります、金具位置を決めて穴を開けます。  

ベルト締めをし易くする為に、なるべく箱側面の上の方に金具を付けた方が良いと思います。

あとはキャリアとの位置関係などから金具位置を決めます

穴の開け方です。
自分は、キリで位置決めをして、まず一番細いドリルで穴を開けて、
段々穴を大きくする方法でやってます。

↑の写真は使いまわしです、毎回同じ工程ですので・・・・・・・(^^;  

内装材の穴の位置は、箱に直接板を当ててエンピツで印を付ける。
これぞ、現物合わせです。

板に穴を開けます。

穴の開け方はさっきと同様、キリで印を付けて、ドリルで段々穴を大きくする。

注意事項としては、木材にボルト穴を開ける場合は、ちょっと大きめの穴を開けないとボルトが通らない事があります。

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仮組してみます。

なんとか綺麗に組めたようです。

上手く合わない時は。穴を大きくしてなんとか合わせます。
それしか、調整の方法無いんですよ。

今回は結構丁寧にやったので、そんなにズレてませんけどね。  

ネジは仮組用の有り合わせのヤツで、内側に長すぎるネジが付き出してますが!
本番ではそんな事は無いですよ。  
当たり前か・・・・・・・・・・・・・(^^;   

2-3.ベース板と箱本体の仮組み。

仮組み、続きます。

ベース板をキャリアに付けます。

まずまずフィットしてますね。

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箱本体も付けてみましょう。

良い感じです。

箱の大きさも丁度良い感じで、積載性能も期待出来そうです。

ベルトの固定も大丈夫なようです。

下からのショット。

キャリアとベース板の関係。
ベース板と箱の底との関係・・・・ちょっとギャップはあるものの
こんな感じです。  

特に問題も無いようなので、仮組みはOKと言う事で、
次の工程に進みましょう。

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