フェンダーレス・キット 取り付け for YAMAHA MT-09SP

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初代MT-09SP後期型の場合、どうしても変えたくなるパーツ!
それはリヤフェンダーです。

今回はフェンダーレスキットの取付です。

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2021/6/20 フェンダーレス・キット 取り付け for YAMAHA MT-09SP

◆◆◆ 目  次 ◆◆◆

1.作業目的・前準備など

2.作業工程

3.ファンダーレス・キット ツーリング・モードで外観チェック!

作業の難易度は高くは無いのですが意外に手数が多い。
たかがフェンダーレス・キットとナメるなかれです。

1.作業目的・前準備など

1-1.何故フェンダーレスか?

軽量コンパクトが身上のMT-09ですが、
何故か、リヤフェンダーだけが鈍重でヤボったい。

個人的にも、この手のフェンダー好みでは無いです。
何もわざわざバネ下重量増やす事も無いでしょう。 

このタイプのリヤフェンダーを始めたのは確かBMWあたりで、
彼の国の法規に準拠する為・・・・そんな話だったような。  
恐らく、
欧州向けのフェンダーをそのまんま日本仕様車に付けちゃった感じですよね。

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1-2.フェンダーレスキットはデイトナ製をチョイス

有り難い事に、MT-09はパーツ豊富。
フェンダーレスキットも各社から出てます。

その中からチョイスしたのはデイトナ製。

デイトナ製をチョイスした理由は、
フェンダーレス・キットにしてはしっかりし過ぎの、ノーマルっぽいデザインだから。

このキットには非常に立派なトリセツが添付されてます。
日本製品の良い所です。

詳細な手順はそちらを見ていただくとして、
本稿では、ザッとした作業と注意点を記述します。

↓ネットでも閲覧可能な、立派なトリセツ。

https://www.daytona.co.jp/dl-product-11153-m

1-3.純正パーツ1 チェーンプラ【必須】

デイトナ製フェンダーレスキット取付には、
純正チェーンプラが1個必要になります。
別途購入【必須】です。

YAMAHA 純正チェーンプーラー 3SP-25388-00

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1-4.純正パーツ2 シャフト(リヤホイール用)【任意】

リヤアクスル・シャフトです。
純正フェンダーは、アクスル・シャフトに共締めになっています。
それを外してしまうので、シャフトの長さが余る事になります。
それを埋める為のスペーサーはキットに含まれています

それで良ければそれで良し。
綺麗な仕上がりを求めるならば、ちょっと短いシャフトに替える必要があります。
丁度良いのが、旧型(前期型)MT-09用のシャフトって訳です。
同系列車の純正部品なので安心感あるー。   

MT-09初期モデルのリヤアクスルシャフト

YAMAHA 純正リヤアクスルシャフト 1RC-25381-00


1-5.予備のプラリベット

近頃のバイクに多用されてるプラリベット。
外した拍子に壊れる事あります。
(特に寒い季節は壊れやすい)

必須ではありませんが、
自分の場合は、可能であれば予備を用意してから作業するようにしています。

↓多分、この辺の物で合うと思います。

2.作業工程

2-1.キャリア・外装・テールランプ類を外す

それでは作業に入ります。

くどいようですけど、デイトナのフェンダーレスキットには、
立派な日本語のトリセツが付いてます。
正確な手順をそちらで確認して下さい。

本稿は、ザックリと作業の流れと注意ポイントを記載していきます。

ますは、シートとシートまわりの外装を外します。

フェンダーレス・キットの取付なので、テールランプ廻りの作業で良さそうな物ですが、
外装まるっと剥がさないとダメなんですよね。

テールランプとウインカーも外します。

ここまでが前作業になります。

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2-2.ノーマルフェンダーを外す

次は、ノーマルのフェンダーを外す作業です。

ナンバー灯のハーネス等を抜きます。

フェンダー本体は、リヤ・アクスルシャフトに共締めの、
1点締めです。

ナットを緩めてフェンダーを外します。

※:この時点では、ジャッキアップしていません。

外したフェンダーを手に持ってみると、
やっぱりそこそこ重さ有ります。

※:この時点では、ジャッキアップしていません。

2-3.リヤ・アクスルシャフトの交換【任意】

フェンダー基底部の厚みのぶんだけ、シャフトの長さが余る事になります。
キットには、それを埋める為のスペーサーが付属されてます。

コレを使うも良し。
初期型のシャフトに交換するも良し。

自分は、せっかくなので交換する事にしました。

ここでジャッキアップします。
前ブレーキを掛けっぱなしにするツール使ってます。

シャフトを抜いても支障無い状態にする為のジャッキアップです。
ほんの数ミリ上がればOKです。

シャフトを抜いてもタイヤが上下・前後に動かないようします。
自分は、4輪用の輪留を前後に配置して固定してます。

良くある方法は、タイヤと床の間に板やダンボールを挟む方法ですね。

ジャッキは4輪車の車載のもので十分です。
2輪なんて4輪に比べれば軽いですからね。

ガレージにひとつあると便利なので、今回購入してます。

新旧のシャフト比較。

短い方が初期型MT-09用。
長い方が、後期型2017年以降のMT-09用です。

初期型用のシャフトを差し込んで、
チェーン・プラを入れます。

上の写真の標準のシャフトと比べて見て下さい。
余分に長い部分が無いでしょう。

ナットを締めれば、この部分の作業は終了。
せっかくなので、チェーンの遊びも調整しました。
ちょっと延びていましたので。

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2-4.最大の難所

ノーマルのライセンス灯へ行ってたハーネスを抜く作業です。
タンク下のカプラからコネクタを外して、ハーネスを引き抜けば良い。
たったコレだけの事が、今回の最大の難所となりました

タンク下からシート下へ通るハーネスを抜くだけ。

が、抜けない。

ここ、直接見えない手探りで作業で、狭くて手も良く入らない。

どうにもならずにタンクまで外した。

タンクを外しても狭くて手が入らないのは同じ。
だけど見えるようになって抜けない原因が分かった
線が通ってる穴が小さすぎてコネクタが通らないから・・・・だった。

正確に言うと、同じ穴をABSのアルミの配管が通ってるせいで
コネクタが通る広さが無い。  

万事休す!

結果、どうなったかと言えば、
自分は、下方向へ抜こうとしていたのですが、
逆に、上方向に抜いてみたら、抜けた。
下側のコネクタのほうが小さかったから。

ノーマルフェンダーからハーネスを取り外す作業をやらずに済まそうとした事が原因。
たったこれだけの事なのですが、随分時間を無駄にしてしまった
しっかし、今のバイクってそういう所タイトだよなぁ。   

後は、タンク下のカプラに、キット添付のハーネスを取り付けて、この工程終了。

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2-5.キットの組立て・取り付け

ウインカーをノーマルのユニットから外して、
キット側に移植します。

ファンダーレス・キット本体を組み立てます。

さぁ、組み上げたキットをバイクに取り付けよう!

MT-09って、兎に角余分なスペースの無いバイクなので、
ハーネスの取り回しも大変です。

取り付け完了。

外装とシートを戻せば、作業完了です。

ざっと作業工程見てもらいました。
こんな感じで、難易度は高くは無いけど、手数は結構多いのです。

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2-6.外観、こんな感じです。

フェンダーレス・キット取り付け後。
外観、こんな感じです。

確かに、テール回りシュっとした感じになって、悪く無いとは思います。

が、

あまりに違和感が無い。
ってゆーか、あまりに普通過ぎる

確かに、ノーマルっぽいデザインだからコレを選んだんですよ。
でも、思った以上に普通過ぎます

自分はいったい何をしたかったのかな?
分からなくなってしまいました。

確かに悪くは無いのですが、自分がしたかったのって、こういう事だったのかな?
なんて思ってる俺がいますよ。

次のページは、キャリアを付けて荷物載せて、ツーリング・モードにした写真です

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