老犬になっちまった柴犬の零と暮してます 2019/10~2020/6

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↑2009年GW 陸前高田モビリアにて

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くるくる行動と耳内視鏡治療!

◆ 2019年10月 ◆ くるくる行動が始まっちゃいました。

2019年の秋の頃から、
零はくるくる行動をするようになってしまった。

同じ場所をくるくる回り続けるんですね。 

老犬にはままある事ですが、
飼い主としては衝撃受けました。
こんなのまだ早過ぎるよなぁ。 

獣医さんに診てもらうと、
脳の障害耳の病気のどっちか・・・・との事です。 

前者であれば、頭蓋骨を開けて手術する治療方法があるとか。
しかも必ず成功する物でも無いし、
大学病院のような所じゃないと出来ないとか。
それは流石に選択肢に入りません。 

後者であれば、耳内視鏡治療で良くなる事があるとか。
正直あんまり期待値の高い話でも無いと感じたのですが、
獣医さんの勧めですのでやってみる事にしました。

犬の耳内視鏡治療は全身麻酔になります。
その後3日連続で点滴
結局くるくる行動に改善は見られず
原因は脳のほうであったか!?
みたいな話になりました。 

まぁ、そういう事です。
点滴も含めて10万円近い費用が掛かってるんですけどねェ。 

必ず治るという話じゃなかったし、
それは仕方無いと思っています。

それよりも、
全身麻酔の耳内視鏡とその後の3日連続点滴は、
老犬・零には負担が大きかったようで、
体調が悪い日が続いて、
調子を戻すのに1ヵ月ほどを要しました。
クルマで公園へ行かなくなったのもその頃からです。

やらない方が良かったのかどうか、
それは分かりません。
現実的に他の選択肢なんて無かったとは思うけど。 

↑2006年12月 TTR125LWEの納車です。

◆ 2020年1月 ◆ 森のむこうの田んぼの道

家の裏手の森の小路を抜けて行けば
家庭菜園があって、その先は田んぼ地帯です。 

で、あったというべきですね。
森は伐採されてしまって幼稚園に変わりました。
一見、何の役にも立たってない雑木林が、
世の中の役に立つ幼稚園に変わった
それは良い事です。

しかし、
子供の頃から慣れ親しんだ森が消えてしまった。
自分にとっては、小さく無い衝撃でした。

零にとっても、
子犬の頃から散歩して遊んだ森が消失してしまった。
多分そんな事も、零に良く無い影響があるのかなぁ。
根拠は無いのですが、そんな気がします。

実際の話、夏の炎天下の散歩困るなぁ。
森は良い具合に日陰を作ってくれますからね。 

話を戻しましょう。
森のむこうの田んぼの地帯の話です。

ここもまた、
1000回レベルの定番の散歩コースでした。

またまた夕陽がバックです。

田植えのや稲刈り後の時期は、
散歩には最高の季節でした。 

真冬の夜明け前のマイナス7度の日も歩いた。 

オフシーズンの何も植えてない田んぼで爆走は楽しそうだったなぁー。 

毎年、初日の出を見に来た。
春のレンギョウの黄色い花が楽しみだった。
田んぼ用の井戸水をもらって飲んだ

あ―ぁ、帰らぬ日々かぁ~。

晩秋の夕暮れ。
トボトボ歩く、老犬の零。

田んぼに点在する屋敷の森もやせ細ってしまった
夕陽が透けて見えます。

はぁ~っとタメ息。

あと何度、
零と一緒にここを歩けるのかな?

そんな事ばかり考えてしまう、
ダメな自分です。

◆ 2019年12月 ◆ くるくる行動とも上手く付き合おう!

それ以外の点については、
幸い今日まで、ひどく重い病気も無く。
調子が良かったり悪かったりしながらも、
それなりに暮らしを楽しんでおります。 

雨や風の日・・・・気圧変化の激しい日は元気が無く。
穏やかな天気の日は活発に動くようです。
だけど、暑い日はダメ。
なんだか、人間の年寄りみたい(笑) 

くるくる行動は治りません。
でも、くるくる行動を利用して遊ぶ事を考えました。 

と言っても、
1周回って戻って来る度に頭なでてやるだけです。
そんな事が嬉しいみたいで、
結構楽しそうにくるくる出来るようになりました。  

↑の写真は2019年のクリスマスの日ですよ。

柴犬の零!
今日も元気にくるくるだ!
あっちにフラフラ。
こっちにヨタヨタ。 

ケーキは人間用・・・・・・・・(^^; 

美味しくいただきました。

こういう順番で衰えていくようです、

ここ3年くらいの零の様子から、
犬の老いによる衰えはどんな物であったのか、
書いておきたいと思います。

まず最初の段階。
感覚器官だと思います。
聴力や視力が衰えたのだと思うのですが、
外界への反応が薄くなる。
外の物音に興味が無くなったり
雷の音を怖がらなくなる。

体の変化としては、
立ち上がる時に、
太もものあたりがプルプル震えます。

この段階では、
日常生活にほぼ変化はありません。

次の段階です。
感覚器官では、
三半規管が衰えるのではないかと思います。
そのせいで、クルマ酔いするとか、
小刻みに体のバランスを取る事が出来なくてフラついてしまう。
などという事が起こります。

散歩中、後ろを振り返り歩みを止めてしまう
って事を頻繁にするようになりました。
多分これは、くるくる行動の前兆だったのだと思います。

この頃から、散歩や外遊びへの興味が薄れたようにも思います。

そして次の段階です。 

その次は、精神面に変化が見られるようになりました。

少しの事が我慢出来なくなる。
そうかと思えば、
すぐあきらめが入って意思の力をまるで感じない。
甘えん坊になったり、
常に不安そうだったり、
食べ物に異常に執着するようにもなりました。

認知症の症状が出てきたようです。

ドッグイヤーなんて言葉の通り、犬の一生は短いです。
子犬の時から育てて来た身としては、老いていく零を見るのは淋しい

老いて行く零を見ていると、
オヤジからジジイに変化しつつある自分にあてはめてしまいます
少し未来の自分を見せられているみたい
誰も老いからは逃れられない。
それを見せつけられているようです。

生活習慣で、体の衰えを少し遅らせる事は可能かもしれない。
しかし、
精神や脳が衰えれば、もうお終いだ
そうなる前に、全ての始末を用意しておかなければならない
きっと、それを肝に銘じておけと言われているんだな。

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