↑2009年GW 陸前高田モビリアにて
くるくる行動と耳内視鏡治療!
◆ 2019年10月 ◆ くるくる行動が始まっちゃいました。
2019年の秋の頃から、
零はくるくる行動をするようになってしまった。
同じ場所をくるくる回り続けるんですね。
老犬にはままある事ですが、
飼い主としては衝撃受けました。
こんなのまだ早過ぎるよなぁ。
獣医さんに診てもらうと、
脳の障害か耳の病気のどっちか・・・・との事です。
前者であれば、頭蓋骨を開けて手術する治療方法があるとか。
しかも必ず成功する物でも無いし、
大学病院のような所じゃないと出来ないとか。
それは流石に選択肢に入りません。
後者であれば、耳内視鏡治療で良くなる事があるとか。
正直あんまり期待値の高い話でも無いと感じたのですが、
獣医さんの勧めですのでやってみる事にしました。
犬の耳内視鏡治療は全身麻酔になります。
その後3日連続で点滴。
結局くるくる行動に改善は見られず、
原因は脳のほうであったか!?
みたいな話になりました。
まぁ、そういう事です。
点滴も含めて10万円近い費用が掛かってるんですけどねェ。
必ず治るという話じゃなかったし、
それは仕方無いと思っています。
それよりも、
全身麻酔の耳内視鏡とその後の3日連続点滴は、
老犬・零には負担が大きかったようで、
体調が悪い日が続いて、
調子を戻すのに1ヵ月ほどを要しました。
クルマで公園へ行かなくなったのもその頃からです。
やらない方が良かったのかどうか、
それは分かりません。
現実的に他の選択肢なんて無かったとは思うけど。
↑2006年12月 TTR125LWEの納車です。
◆ 2020年1月 ◆ 森のむこうの田んぼの道
家の裏手の森の小路を抜けて行けば、
家庭菜園があって、その先は田んぼ地帯です。
で、あったというべきですね。
森は伐採されてしまって幼稚園に変わりました。
一見、何の役にも立たってない雑木林が、
世の中の役に立つ幼稚園に変わった。
それは良い事です。
しかし、
子供の頃から慣れ親しんだ森が消えてしまった。
自分にとっては、小さく無い衝撃でした。
零にとっても、
子犬の頃から散歩して遊んだ森が消失してしまった。
多分そんな事も、零に良く無い影響があるのかなぁ。
根拠は無いのですが、そんな気がします。
実際の話、夏の炎天下の散歩困るなぁ。
森は良い具合に日陰を作ってくれますからね。
話を戻しましょう。
森のむこうの田んぼの地帯の話です。
ここもまた、
1000回レベルの定番の散歩コースでした。
またまた夕陽がバックです。
田植えのや稲刈り後の時期は、
散歩には最高の季節でした。
真冬の夜明け前のマイナス7度の日も歩いた。
オフシーズンの何も植えてない田んぼで爆走は楽しそうだったなぁー。
毎年、初日の出を見に来た。
春のレンギョウの黄色い花が楽しみだった。
田んぼ用の井戸水をもらって飲んだ。
あ―ぁ、帰らぬ日々かぁ~。
晩秋の夕暮れ。
トボトボ歩く、老犬の零。
田んぼに点在する屋敷の森もやせ細ってしまった。
夕陽が透けて見えます。
はぁ~っとタメ息。
あと何度、
零と一緒にここを歩けるのかな?
そんな事ばかり考えてしまう、
ダメな自分です。
◆ 2019年12月 ◆ くるくる行動とも上手く付き合おう!
それ以外の点については、
幸い今日まで、ひどく重い病気も無く。
調子が良かったり悪かったりしながらも、
それなりに暮らしを楽しんでおります。
雨や風の日・・・・気圧変化の激しい日は元気が無く。
穏やかな天気の日は活発に動くようです。
だけど、暑い日はダメ。
なんだか、人間の年寄りみたい(笑)
くるくる行動は治りません。
でも、くるくる行動を利用して遊ぶ事を考えました。
と言っても、
1周回って戻って来る度に頭なでてやるだけです。
そんな事が嬉しいみたいで、
結構楽しそうにくるくる出来るようになりました。
↑の写真は2019年のクリスマスの日ですよ。
柴犬の零!
今日も元気にくるくるだ!
あっちにフラフラ。
こっちにヨタヨタ。
ケーキは人間用・・・・・・・・(^^;
美味しくいただきました。
こういう順番で衰えていくようです、
ここ3年くらいの零の様子から、
犬の老いによる衰えはどんな物であったのか、
書いておきたいと思います。
まず最初の段階。
感覚器官だと思います。
聴力や視力が衰えたのだと思うのですが、
外界への反応が薄くなる。
外の物音に興味が無くなったり、
雷の音を怖がらなくなる。
体の変化としては、
立ち上がる時に、
太もものあたりがプルプル震えます。
この段階では、
日常生活にほぼ変化はありません。
次の段階です。
感覚器官では、
三半規管が衰えるのではないかと思います。
そのせいで、クルマ酔いするとか、
小刻みに体のバランスを取る事が出来なくてフラついてしまう。
などという事が起こります。
散歩中、後ろを振り返り歩みを止めてしまう。
って事を頻繁にするようになりました。
多分これは、くるくる行動の前兆だったのだと思います。
この頃から、散歩や外遊びへの興味が薄れたようにも思います。
そして次の段階です。
その次は、精神面に変化が見られるようになりました。
少しの事が我慢出来なくなる。
そうかと思えば、
すぐあきらめが入って意思の力をまるで感じない。
甘えん坊になったり、
常に不安そうだったり、
食べ物に異常に執着するようにもなりました。
認知症の症状が出てきたようです。
ドッグイヤーなんて言葉の通り、犬の一生は短いです。
子犬の時から育てて来た身としては、老いていく零を見るのは淋しい。
老いて行く零を見ていると、
オヤジからジジイに変化しつつある自分にあてはめてしまいます。
少し未来の自分を見せられているみたい。
誰も老いからは逃れられない。
それを見せつけられているようです。
生活習慣で、体の衰えを少し遅らせる事は可能かもしれない。
しかし、
精神や脳が衰えれば、もうお終いだ。
そうなる前に、全ての始末を用意しておかなければならない。
きっと、それを肝に銘じておけと言われているんだな。
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