夢のクルマが欲しい ハイエース トランポ Story’s(1)2007冬~ 

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2.夢のクルマプロジェクト始動!

2-1.コンセプトは?

家のクルマを使うというのでは上手く無い
・・・・と言う事が明確になり、
『ウチの旅のスタイルに会うクルマを、真剣に考えてみる』
という事になりました。

まずは、要件定義です。

◆柴犬2頭とバイク1台(TTR125LWE)人間2名を乗せて、
1週間~10日程度のキャンプ旅行に最適なクルマ。

中で寝ることが出来る事。
わんこ旅は、
泊まる所やフェリーの使用や休憩場所など、
いろいろと制限があり、
人間だけの旅よりかなり効率が悪いのです。

限られた休みを有効に使う為、
車中泊でタイムロスの最小化を狙うのは、
戦略的に不可欠なんです。

その為には、
バイクを積んだままの状態で眠れる事が必要!
ただしそれは、仮眠レベルでOKです。
キャンプ場での本気の就寝の時には、
バイクを外に出せば良いでしょう。

◆長距離を走れるということも前提。

北海道や九州への旅に行きたいから。
クルマ本来の走行性能が損なわれていなければ、
それでOKです

◆我が家で、購入&維持&運用可能である事。

以上のような要件を満たすクルマを考えて行く訳です。

2-2.車のカテゴリーはどうする?

中で寝られる旅のクルマと言えば、
矢張りキャンピングカーという事になるでしょう!
まずは情報集めという事で、
雑誌ネットから始まり、
キャンピングカーの見本市に出かけたり、
ショップ回りもやってみました。

だんだんと、
キャンピングカー(国産)とはどのような物か、
少しづつわかってきました。
下記、まとめです。

種類 基本構成 どういうものか
バスコン マイクロバスベース 敷居高過ぎ!
なにしろ贅沢品ですなぁ・・・・
庶民には無縁のもののように感じました。
購入費用、駐車スペース、運転技能、
どれをとっても、
自分が持ち合わせていないモノばかりです
キャブコン トラックベース その辺のトラックを改造するのでは無く、
メーカー供給の専用ベース車を使うようです。
サスペンションの設定で、レジャー車としての
乗り心地を良くしているらしいです。
荷台はラダーフレームむき出し状態で出荷し、
コーチビルダーでFRPで外装から造り込み、
中は木製の家具でダイネットとかキッチンとか、
手の込んだ造り込みをされているケースがほとんど。
バンコン 1Boxバンベース ハイエースやボンゴをベースに作成。
外装はあまり変えて無いないものが多いが、
中には屋根を切り取って、
キャブコン並みに外装から造り込んでるのも有る。
内装もまたそれなにり凝ってるケースが多い。
引っ張りタイプ 当初から候補外 情報有りません。

2-3.カテゴリーとショップを絞り込む

要するに、キャンピングカーというものは、
車中でくつろぐ為のもの・・・のようだ。
という当然の事が分かりました。

ほとんどのキャンピングカーは、
くつろぎ空間として、
立派なベッドとかダイネットとか造り込んであります。

トイレや電子レンジなど装備しているものもある。
そうなると、バイクみたいな大荷物の積載は不可能です。

また、個人的な心情ですが、
ルーフを切り取って別のルーフを付けるなど、
ボディに大幅な手を加えているのは、
耐久性や走行性能はどうなんでしょうか?

乗用車のようなモノコックボディでは無いので、
問題にはならないのでしょうけど・・・・・
そんな事を気にするって、
自分貧乏症なんでしょうねェ。きっと。

そんな事をつらつら考えると、
ベース車はハイエースのスーパーロング以外有り得なくて、
コーチビルダーさんも、3社に絞り込まれました。
(神奈川県2社、静岡県1社)

ここまで来りゃあ、現地に行くっきゃない!

実際に、その3社を訪問させていただき、
実車を見せてもらったり話を聞かせていただきました。

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3.コーチビルダーさん訪問記。

3-1.トイファクトリーさん。(神奈川県)

キャンピングカーのラインナップの中に、
野外プレイ派向けの積載重視のモデルがある。
基本的には、
根っからのキャンピングカーのビルダーさんです。 

↓トイファクトリーさんのサイトです。

キャンピングカー&トラベルトレーラー専門店のトイファクトリー
キャンピングカー・トラベルトレーラーの販売ならキャンピングカー専門店のトイファクトリーにお任せください。キャンピングカー...

3-2.セントラル自動車さん。(神奈川県)

トヨタ系列の車体メーカーで、
救急車などを作る特装車部門があり、
キャンピングカーも扱っている

ラインナップの中に、
野外プレイ派向けの積載重視のモデルがある。

この会社だけは、
他のコーチビルダーさんと一線を画すものがあります。
トヨタグループの一翼としてトヨタ車の組み立てを行い、
救急車を造って役所に納める会社ですからねェ。

もの造りの思想がまるで違います。
多くのコーチビルダーは改造屋さんなのに対し、
この会社だけは自動車メーカーなんです。

そのぶん他よりちょっと(だいぶ?)価格が高いですけど。
見せていただいたクルマの素晴らしい完成度には、
かなり心を動かされました。

が、致命的な事実が発覚。
この会社、近々東北地方へ移転するそうで、
その時点でキャンピングカーから手を引く事が決定しているそうです。
※2008年当時の状況です。

2017年追記。
そもそも東北移転の件は、
中越沖地震で脆弱性が明らかになったトヨタ系の生産システムを、
国内各地に分散する事でリスクを軽減しよう。
という趣旨だったようです。
が、
セントラル自動車さんが東北へ生産拠点を移して3年後、
あの、東日本大震災が起きてしまいました。
お気の毒にとしか言いようがありません。
全国レベルでは、
トヨタのリスク分散作戦は上手く行ったのでしょか?

3-3.オグショーさん。(静岡県)

この会社も特徴的です。
創業者の社長さんが元モトクロスの選手で、
自分がレースで転戦する為のクルマを作ったのが、
この仕事の始まりだということです。
ですので、
バイク、とりわけモトクロッサーなど
オフロードバイクを積む為のノウハウを持っています。

ベッド基部の張り出しや棚の高さなどが、
ステップやハンドルに干渉しないように考えられてるとか・・・・
フルフェイスのヘルメットを入れるのに丁度良い棚
ラインナップされているとか・・・・・・

ちょっと、こういうの他に無いですね。
ベッドも、豪華な木目調では無いですが、
良く寝られる事は重視しつつ折りたたむ事が出来て、
大荷物の積載に対応出来ています。

ここの製品はキャンピングカーでは無く、
トランスポーター(荷物を積み長距離を移動するクルマ
なんですねェ。

画一的な商品を売るよりも、
いろいろな趣味の人のニーズに応えるべく、
オリジナルのトランポをオーダーメイドで製作する!
という事でした。

ここに来て、
探していたものにようやくたどり着いたという思いが!
手ごたえを感じました。

柴犬もバイクもキャンプ道具もクルマに積み込んで、
北海道にキャンプ旅行なんて夢が広がるなぁ~って話。

夢のクルマに一歩近づいたと強く感じたのであります。

↓オグショーさんのサイトです。

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