黒柴犬・静(しず)の闘病記(2) 土砂降り8月底の底 2017/8月

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困難な状況(1)・徘徊が来たる

8/7 点滴1回目終了後

1回目の点滴が終わって、帰宅後。
元気になったように見える。
黒柴 静 闘病記
静の表情に力がある。
初日の状況は、なんだか期待を持てる物だった。

初日はね。

8/8 まだそこまで介護が大変だとは思わなかった。

不治宣告を受けた日であり、明るい気分は皆無だった。

点滴をやると、フラフラ歩き回ったり、
トイレを失敗したりする事があると聞いていた。

確かに、そんな様子が出始めたので、
オムツ姿になってもらった・・・・・・・・・・(^^ゞ
黒柴 静 闘病記
オムツ姿も可愛いねェ・・・・なんて、
この期に及んでも、飼い主バカは治らない。

8/9 ついに徘徊が始まった

ここから先は、悪夢のような日々。

3日連続、3回目の点滴を終えて帰宅。
その夜から、静の徘徊が始まった

意味も無く、部屋の中を歩き続ける。
休みなく、いつまでも歩き続ける。
黒柴 静 闘病記
泥酔しているような状態なのか?
状況を理解してどう行動するか判断する事が、
まるで出来無い。

多分それが犬の本能なのだろう、
ただひたすら前へ歩く。

コーナーに行くと、
体の方向を変える事が出来ず立ち往生してしまう。
黒柴 静 闘病記
それでも前に進もうと、
ぐいぐいと障害物を押し続ける。

悲痛である。

この頃の事だったと思う。
自分が夜寝ていたら、徘徊の静が近寄って来た。
丁度、静の進行方向に俺の顔があった。
静はフラフラしながらも、
まるで躊躇せずに俺の顔を踏んで、
オムツの尻を俺の顔に擦り付けて、
乗り越えて行った。

そこにある物が、
人間であるとか、飼い主であるとか、
まるで認識出来ていないのだ。

ショックだった。
深い悲しみを感じた。

コーナーに捕まった後、前進し続けて、
疲れ切って倒れた。(寝た)
黒柴 静 闘病記
こうなるまでに、何時間も掛かったりするのだ。

見ているだけでつらかった。

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徘徊の対策を考える!

8/11 徘徊の静の危険を少しでも減らす!

徘徊を止める事など出来ないから、
それによる危険を減らす事を考えた。

考え方としては、
(1)行ける場所を限定してしまう。
(2)立ち往生しないように、コーナーを作らない。

ケージに入れておけば、ある程度は安心出来る。
こっちが出かける時などは、そうするしか無い。
だけど、ケージに入れると、
静はちょっと淋しそうな目をした。(ような気がした)

だから、可能な状況においては、
部屋の中は歩けるようにしておきたい。

フェンスで囲いを作る事は、ある程度出来た。
黒柴 静 闘病記
しかし、
こんなゆるい角でさえも、
静は、立ち往生してしまう。

下の写真の、右側がケージになってます。
内側は、銀ロールで極力コーナーをカバーしてある。
黒柴 静 闘病記
うまく行けば、ケージ内をくるりと回って、
出て来る事が出来る。

でも、上手く行かない事のほうが多くて・・・・・
こんな物は、
結局、気休め程度だった。

8/11 一見、散歩しているようですが・・・・・・・・・(^^ゞ

リードでつながれて、
外を徘徊しているだけです。
散歩なんて言える状態じゃ無いです。
黒柴 静 闘病記

土の上とか、草の上を歩いたら、
何か脳に良い刺激にならないかな!
と思ったのですが・・・・

黒柴 静 闘病記
あんなに好きだった草の上も、
もはや、静の心は何も感じないみたいだ。

8/12 点滴行ってきました

獣医さんが、夏休みに入る前に点滴。
黒柴 静 闘病記
ぐったりとして見えるのは、
麻酔から醒めて無いからです。
ご心配無く・・・・・・・・・・・・・(^^ゞ

盆休みに入った。
何かと多忙ではあったが、
とりあえず、家に居られるのは有り難かった。

コメント

  1. みき より:

    全部読ませていただきました。
    私にとって、ものすごい意味のあるブログでした。
    愛情溢れる日々の生活と介護、静ちゃん幸せでしたね。
    私も我が子をこんな風に介護できたら、きっと幸せに旅立ってくれるなぁ……と。
    本当に意味がありました!

    ありがとうございました。
    その後ゼロちゃん、元気かな?

    • 小犬のプルー より:

      みきさん こんばんわ。
      子犬のプルーです。
      コメントありがとうございます。
       
      こんな長い記事を読んでいただけただけで、
      書いた人間としては感激です。
      また、 
      このような私的な記録が、
      みきさんにとって、多少なりとも意味があったなら、
      幸いであります。
       
      静を見送って、そろそろ1年になります。
      別れはつらいけど、
      良い思いでを沢山残していってくれましたよ。 
       
      零は、この夏の暑さが随分と効いたようです。
      だいぶ涼しくなりましたので、
      今は元気でやっております。