MT-09SPが来た！

MT-09SP ファーストインプレッション

始動 YAMAHA MT-09SP

コロナ禍の真っ只中でもあったので、
もしかしてOHLINSなどの外国製パーツが入らなくて、
バイクの納期に影響するかな？
なんて思ってお店で聞いてみたら、拍子抜けの即納。　　

当初の思惑では、バイクの乗り換えはもうちょっと先と考えていたのです。
が、この夏はコロナ禍が無かったとしても、
いろいろあってロングツーリングは無理だったのです。
そんな事だし、即納ならば、このタイミングでバイクを入れ替えてしまえ！　
なんてノリで、発注してしまった。　

自分でも想定外だったので、慌てて住民票など用意した次第。
即納なのは、コロナ禍で新車買う人が少なかったのカモですね。　　

TRACERとSP。

カミーユとジュドーの主役引継ぎシーンみたい。

そんな訳で、我が家の主力機は、
TRACERからSPへと交替したのでありました。
※エンジンガードのみTRACERからSPへ移植してもらいました。

MT-09SPの第一印象。 重さは？　足付きは？

軽い！ 取り回し/引き起こしラクラクです。
数値以上に軽く思えます。
良く言われるように400クラス並みです。　

足付きですが、
実際に跨ってみると、820mmという数値以上に足は付きやすいです。
162cmの自分で、両足とも親指付け根まで付きます。

雑誌系Webサイトでインプレなど読むと、MT-09については、
『足付きは良い』と『足付きは悪い』の両方の記述があって、
オイオイどっちなんだよ･････って感じなんですよ。

これは伝統的ネイキッドバイクとの比較では悪い･･･が、
ＳＳやＡＤＶとの比較では良い･･･そういう解釈で良いと思います。　

が、MT-09には軽さという武器がある。
バイクが軽く感じるので、
グラリと来たら立ゴケするんじゃないか････という恐怖感はほぼ感じません。　
という意味も含めて、足付きは決して悪く無いと言えます。　　

これが、OHLINSのリヤサス！

ポジションは言われる通り、
ハンドルが広く直立のややオフ車的な物です。

TRACERのほうがハンドル幅がちょっと広く、より直立したポジションです。　　　
ですので、　　
TRACERより少しネイキッド寄りのポジションと言えます、　　
が、　　　
オフ車からこの世界に入って来た自分にも、使い易く納得のポジションです。　　

シート、薄く見えますが、
半日くらいなら、乗り続けても特に問題無かったです。　　
乗り心地については、特記すべき物は無し。　　　

 

KYBのＦフォーク。

軽量･コンパクトなので、街乗りだってこなせそうです。　
TRACERとか決して無理して乗っていたつもりは無いのですが、
この軽さと足付きを経験してしまうと、もはやADV系には戻れ無いカモです。　

乗ってみたら、もっと軽かった

実際に走らせてみるとどうか！？
この記事を書いてる時点で、走行距離930Km。
まだ慣らし運転中です。　　
ですので、
高回転は全然使って無いし、運転もバカ丁寧な感じですよ。　

以下、基本的にはTRACERとの比較になってしまいますが、
それは、ある程度仕方の無い事とご容赦下さいまし。

極低速が力強くなってる！
クラッチをつないで走り出す時。
TRACERは、エンストしそうな頼りなさがあった。
それが随分改善されてる、エンストしそうな頼りなさは消えて、
安心して発進出来る感じになってる。　
車重の違いも有るのカモしれないけど、
プログラムとか随分改善されてるのではないか？

心なしか、エンジンもスムーズになってる気がする。

クラッチの軽さも嬉しい！
SPは、スリッパークラッチになって、クラッチが軽くなった。
これは率直に嬉しい。

 

リムのグレード表記････シールですけどね。

気になった点。

シフト･アップ後、一瞬のストール状態が発生する事が何度かあった。
何が起きてるのか？
良ーく考えて見ると、
靴がシフトペダルに触れて、クイックシフターが作動してるようです。　
誤動作では無くて誤操作！　　
左足の動きに気を付けて解決。　　

MT-09のクイック･シフターはＵＰ時のみ対応。
それでも随分楽になるらしい。
活かしたい装備です。　　

ワンディングは目が覚める程楽しい！

これは本当の話ですが、
ワインディングを走らせてみたら、
あまりに楽しいので驚いた･･････････(^^;　　

倒し込みは軽くヒラっ！ペタっ！ で、クルリと曲がる。

Ｓ字の切り返しシュタシュタ！

頭の中のイメージ通りにバイクが動いてくれる。　
タイトコーナーだってクルクル曲がる。
ワンディングを走るのが面白くて仕方が無い！

走らせる事自体がこんなに楽しい！
こういう感覚は、長い年月久しく無かったように思う。
それほど楽しいバイクでありました。

古い記憶の中に似たイメージを探せば。

丁度良い車格に、思い通りの動き、
DT200R並みの体にぴったりフィット感！　　

街乗りからツーリングから峠まで何にでも使えそう、
CB400SF並みのオールマイティ感！　

現時点では、そんな感じです。
慣らし運転満了後、高回転が解放されれば、
これこそ現代のTDR250だっ！････て話になるハズですね。　　

噂の高級サスペンションはどうなの！？

噂の高級サスペンションはどうなのか！？
これも、雑誌系Webサイトのインプレの通りだと思います。
多少荒れた程度の路面のコーナーとか、
何事も無かったようにスイーっと行ってしまいます。

ちょっと未体験の感覚でしたが、
ちょと慣れてくると、それで大丈夫だと分かります。
安心してグイグイ行けるようになります。

高性能サスペンションの片鱗を見た気がします。

タイヤもTRACERより１ランク上のスポーツタイヤが付いてますので、
いちがいにサスペンションの違いとも言えないのですが、
コーナリング中のスピードはTRACERよりも一寸･速くなって、
倒し込みも、もう一段･深くバンクしてると思います。　

それが、『怖い』じゃなくて『楽しい』と思える事が、
高級サスペンションの力なのでしょう････きっと！
が、
それはそれで、自分、危険な領域に近付いてしまったのカモです。　
ちょっと怖いです。　

サスペンションが固く締まった感じなので、
コーナー手前でブレーキを掛けた時のフォークが沈んでる感が分かりにくいとか、
段差を乗り越えた時の突き上げを優しくしたいとか、
改善したい点は有ります。

せっかくのフルアジャスタブルなサスペンションなので、
少しはイジってみたいのですが、
これも全くの未経験なので、どこから手を付けるべきなのか！
まぁ、ボチボチやって行きたいと思います。
目標としては、イロハの下りをスムーズに走る設定を見つけたい！
ってトコですね。

MT-09SPが来た･････まとめ！

購入を決めた経緯と、
納車後のファースト･インプレッションでした。

とても楽しいバイクで、気に入ってます。
乗り換えて良かったと思ってます。　

慣らし運転もそろそろ終了です。
それで極端に運転が変わる事も無いと思います。
大型バイクですからね、そうそう高回転を使う訳でも無し。　　

今後の展望としては、

現状、積載能力はゼロです。
ちょい乗りでさえリュックを背負うしかありません。
それじゃあんまりなので、
まずは日帰り程度ならカバー出来る範囲の積載を考えようと思ってます。　

それと、
ウィンドウプロテクションは何か考える必要有りだと思います。

やる事、沢山で忙しいです。