『こんな所に、ダムがあったのか!』
グーグルマップをいじっていて、タマタマ見つけたのは、
『今市ダム』
霧降高原と鬼怒川温泉の中間に位置する、
ちっぽけなダムだった。
初 稿:2015年8月
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今市ダム・・・・・何?この秘境感!
迂闊と言える。
生粋の地元民たる自分が、その存在すら知らなかった。
どんな場所なのか、ちょっと興味を持った。
休日ではあるが、いくつかヤボ用があった事。
天気予報が思わしくなかった事。
それで、この日はバイクに乗るのをあきらめていた。
が、
ヤボ用はサクサクと進み午前中に完了してしまった。
天気予報は相変わらずだけど、
現実の空模様を見れば、
あと数時間くらいは持ちそうである。
アプローチで既に感じる秘境感。
それじゃぁ・・・・・・・という事で、
コンビニのサンドイッチでサっと昼メシを済ませ、
オフ車を引っ張り出して、
いそいそと出かけたのでありました。
今市ダムは、家から小一時間の距離。
最後の10Km弱は、プチワンディング的な道かと想像した。
今市ダムまで、あと数Km。
こんなに厚くコケむした縁石って初めて見た・・・・・・・・・・・・・・・(^^ゞ。
雑草が車道を侵略している。
ただでさえブラインドコーナーが多いのになぁ。
そんな感じで、
ここが人影薄い土地である証拠ばかり目立つのである。
これでは、
プチワインディングでは無くて酷道ですね・・・・・・・・・・・・・(^^ゞ
それでも、
小排気量車やオフ車など身軽なバイクなら、
それなりに楽しめる道ではある。
大型バイクで来なくて良かった。
路面状況も良く無いし・・・・・(ウェットだったから余計印象悪い)
最後に、
ふたつかみっつのヘアピンコーナーを過ぎれば、
小さなトンネルに行きあたる。
これを越えれば、目的地、今市ダムのようだ。
トンネルの越えたら・・・・まるで・・・・・
人の気配がまるで無い。
トンネルを越えれば、今市ダムの堤防の上にで出た。
左手がダム湖、右手は下流側、正面に第2のトンネルがあった。
まー取りあえず到着。
堤防の上からダム湖を望む。
言葉でも写真でも、
この時の印象を伝える自信は無いのだけど。
なんとも寂しい場所なのである。
なんてもの哀しい風景なんだろう。
北海道などの、
人影薄い海岸などで感じる『最果て感』とも違う。
半径100Km以内で、生きている人間は自分ひとりだけ、
なんだかそんな気分になってしまった。 (大袈裟!)
分厚い雲の薄暗い空模様のせいもあると思うけど。
この場所、
なぜだか妙に不安にさせる。
トンネルを通り抜けた時、
別の世界に迷い込んでしまったのか!?
『千と千尋の神隠し』みたいに。
下流側にも、人影など全く見えない。
でも、こっちの風景は、
特に不安な気持ちになどならなかった。
さて・・・・・
先に進むには、第2のトンネルを抜けないといけない。
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