黒柴犬・静(しず)の闘病記(1) そこに至るまで 2017 ~7月

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初夏~夏・運命は変転していく

いろんな事が有って、静の事だけを考えてる訳にもいかなかった。

5月、自分の実父が突然亡くなってしまった。
もう90歳近かったので、覚悟が無い訳でも無かったが、
急な話で正直驚いた。。

喪主を務める事になり、
通夜、告別式、49日、初盆、彼岸と・・・・・
その後3~4ヶ月、慌ただしい日々が続く。

その合間を縫って、
注文してあった、WR250Rを受け取ったりしたのだが、
当然乗るヒマなどあろうハズも無い。

その間、静はどうしていたか、
一進一退な状況ながらも、
それなりに楽しそうに、日常の暮らしを続けていた。

5月の時点では、
ボール遊びをしたり、タコ焼きの盗み喰いまでやってのけた。
健康面で心配はあるものの、
まだまだ、一緒に生きていけると信じていた。

6月、静の最後のキャンプ。

6月には、なんとか時間を作ってキャンプ。
静の最後のキャンプとなった。

楽しそうな表情を見せてくれもした。

しかし、

やはり疲れたのだろうか?

お泊りイベントは体力を消耗させたのか、
だいぶ疲れた感じもあった。

それでも、6月はなんとか乗り切った。

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7月・衰弱・もう疑いようも無い。

7月。
この記録的に雨ばかりの夏。

しかし、猛暑の夏よりは、
静にとってははるかに、過ごし易かったハズだ。

中旬を過ぎた頃から、
静は段々と、散歩がツラそうになって来た。

それに合わせて、少しづつ距離を短くする。
健康なゼロにとっては、それは当然不満。
我慢強いゼロだから、合わせてくれてはいるが、
着実に不満が積もっていた。

ついには、静は最初から散歩をグズるようになる。
距離は短くても良いから、少しでも歩こう。
そう言って、励まして、なだめすかして、散歩した。
決して長く歩けと強要して無い。
少しでも良いから、自分の足で歩こう。

父親の衰弱の仕方を思うと、
歩けなくなったら終わりだと思った。
歩かなくなると、
自分で出来る事がどんどん少なくなる。

自分で自分の事をやらなくなると、
驚くほど急にボケが来る。

少しでも歩こう。
そう思っていた。
今となっては、それが良かったのか悪かったのか分からない。

散歩の後、階段を使って2階の部屋に帰るのだが、、
ついには、最後まで一気に登れずに、
最後の、1段か2段を残し休むようになった。

生来身軽だった静にとって、
驚くべき事だった。

体重も、急激に減ってしまった。

そんな感じで7月は終わった。
そして、
絶望の海みたいな8月がやって来るのである。

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