2018/8/5 大汗かいた! 前沢稲ヶ沢林道 with YAMAHA WR250R

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これって、大自然の洗礼ですか!?

心臓バクバク! 写真を撮る余裕なんて無い!

以後写真は無いのです。
写真を撮る余裕が無くなった。

こぶし大、アタマ大の石ゴロゴロで、
全部スタンディングで走るしかない。

水の流れが造ったクレバスが、縦に横に走る
通れる所を探しながら走る。

倒木を避けだりくぐったりして進む。
その度に、不安な気持ちがつのってく。

倒木や崩落が現れる度に、
『通れるのかよ~』とドキドキ・バクバク!

こういうのって、
進む程に酷くなるのがセオリーだよねー。
『ホントに通り抜けられるか?』
その1点で心は一杯一杯。

森から来る者

林道脇の木立がザワザワと動く。
何かが森から出て来る。

大きな獣である事は間違い無い!
まさか、あの黒オヤジじゃねーだろーな!
心臓バクバク最高潮!

出て来たのは、大人の雄鹿2頭!
クマじゃなくて良かった。

でも、草食動物だからと安心も出来ない。
あの立派な角で攻撃されたら、
防御の方法すら無い。

緊迫の時間、
心臓バクバク高回転キープ!

長く感じたけど、実際は一瞬であったのだろう。
2頭の雄鹿は、
悠々と歩いて森へ消えた。

ヘナヘナと崩れ落ちそうだった。

脱水症状、激しい動機、心身共に大ダメージ!

暑さからくる汗。
筋肉を動かした事からくる汗。
そして冷や汗!
三つの汗で、シャツはもうビショ濡れ!
リットル級の発汗量でしょう。

冗談じゃ無くホント!
間違い無く脱水症状に陥っていたと思う。

それに加えて、さっきのような激しい動悸
どこか弱ってる人なら倒れても不思議は無いカモです。
正直、危険レベルだったと思います。

もしかして、林道ツーリングって、
ものすごく体に悪いのかもしれない。

が、
目の前の状況に対応するダケで、
頭も体もフル回転になるので、
ボケ防止には役立つかもしれない。

疲労! 間違った地理認識! 冷静さを欠く行動!

その後も、同じような状況が続く。
ほぼ全てスタンディングで走らねばならない!
が、
だいぶ疲れてきた。
ステップに乗せた足が変な方向をむいてる
この体制で何かあってら厄介だぜ。
でも、なかなか正しい向きに直せない。
頭で思っても手足が思い通りに動かない。
疲れているんだ。

両腕も疲れて、握力も無くなってる。
休まないとマズい

だけど、先の事が心配でそれが出来ない
とにかく、安心出来る所まで早く出たい。
その想いだけが、バイクを走らせてる。

ついにはスタンディングもツラくなって
シートにベタリと座り込む

当然ペースがガクリと落ちる。
ちょっと大きな石を乗り越える時など、
エンストするようになった

再始動して、もがいていると、
『ヒューン』と電動ファンが回り始める。
バイクの負荷も大変なんだね。
青息吐息のWR250R、スマンなぁ。

実際には15~6Kmもあるダート区間を、
5~6Km程度と勘違いしていたのもイケない。

たかが数キロのダート!
何故、行けども行けども終わらないんだ!

勘違いが、焦燥感を煽る煽る・・・・・・・・・・・(^^;

それでも、休息を取る事が出来ない。
とにかく前に進む事しか頭に無い。

もしかしたら、
いや・・・多分、
山で遭難する人って、こういう精神状態なんだろう。
とにかく、分かる所まで出たくて、
しゃにむ進んで進んで、
ついには、体力の限界を超えてしまう。

そんな事を考えながら、バイクを走らせてた。

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