
2025年版北海道ツーリング記(2)。
苫小牧→襟裳岬→日高→最終的には中札内。
様似付近の北海道っぽくない歴史をしのぶ。
27年ぶりの襟裳岬に涙する・・・・などなど
2025北海道ツーリング(2).襟裳岬・日高を行く
なぜ様似付近は北海道ペースでは無いのか?
なぜ襟裳岬にはなかなか足が向かないのか?
なぜ新嵐山スカイパークは標高低いのに眺望が素晴らしいのか?
2025/6/28 北海道ツーリング2日目スタート!
朝くらい気持ち良く過ごさせて・・・・・
せっかくビジホに泊まったのだから、
出来るだけ早く出立すれば良さそうな物だけど。
今日のルートはそこまでしなくても良さげだし。
なにしろ北海道だしね。
(そんな甘くは無かったのだけど)
ホテルの朝食をいただく事にした。
オープン直後は混むの分かっていたけど、
その後のスケジュールを考えるとそこを狙うしか無い。
仕方無いのでオープン5分前から並ぶ事にした。
実際20人くらい先客有でした。
ルートインの朝食。

まぁ、普通にビジホの朝食ですよね。
有難く頂きます。
テニスウェアみたいな服を着た女ふたり。
バブル期のリゾートファッションかよ・・・・・・・・(^^;
どうもカップ麺に湯を入れろと言ってるようだ。
接客要員など居ないバイキング朝食に、
一番混む時間に来て人を使うって無いだろう。
湯なら部屋で沸かせるよね。
なんだかガッカリする物見た感じ。
気を取り直して。
さぁ出発!
本日のルート!
苫小牧→日高→襟裳岬→十勝
最終は中札内近くのとほ宿カンタベリー。
詳細は全然考えて無い。
ルート全般としてはそんな感じである。

目玉は襟裳岬かな。
過去1度訪れたのは、確か1998年/CB400SFだと思う。
そうだとすれば27年ぶりという事になる。
ホクレンの旗あれこれ・・・とりわけ上厚真SS
さて出発。
まずは給油。
いろいろあって昨日ゲット出来なかった、
ホクレンの旗も狙って行こう。
苫小牧付近なら上厚真SSに決めてる。
去年(2024年)ホクレンの旗を1本買ったら、
去年と一昨年の分と合わせて3本くれたSSです。


ホクレン旗って、
道北旗、道東旗、道央旗、道南旗!
4種類あるのはご存じだと思います。
ホクレンのエリア分けでは、
何故か苫小牧付近は道南エリアになっている。
苫小牧付近のSSでは道南旗が買えるって事です。
これは結構重要な情報なんです。
日勝半島その1・南下編
ここは北海道的なペースでは進まない。
苫小牧から襟裳岬へ向けて、
海岸線を南下して行きます。
天気は快晴。
気分良く行けそうです。

道の駅みついしで休憩。
オートキャンプ場が併設されてます。
海水浴場もあるみたい。

このキャンプ場・・・・・
今日は晴れて穏やかで良い感じだけど、
海が荒れたら結構厳しそうです。
苫小牧から襟裳岬まで200Km弱。
北海道的には大した距離じゃ無い・・・・と思うと、
全然そんな事は無い。
4時間以上かかったんじゃないかな?
北関東あたりのペースと変わらない。
これは予想外だった。
北海道的では無いペースから様似の歴史へ思いを馳せる。
どうして北海道的なペースで進まないのかの考察。
まずは、地形的な問題。
北海道としては町と町の間隔が狭いうえに、
山が海に迫ってるので町をバイパスする道路が無い。
北海道って明治以降に近代的に開発された場所が多い。
快適な道路もそこを由来としてる訳ですが、
様似のあたりを調べると、
大分事情が異なると気が付く。
既に江戸時代初期には砂金取りの和人が大勢いた!
もうここでビックリ!
その後、松前藩管理下のアイヌとの交易場所になり、
北前船も訪れる程の栄えた町になる。
主要商品は魚の干物(肥料)と昆布だったようだ。
道東方面へ至る陸路の重要な中継地でもあったし。
(この付近の国道の原型は江戸時代に由来。)
江戸時代中期以降は天領になった時期もある。
最上徳内や伊能忠敬や高田屋嘉平などにもゆかりの地でもある。
この地域が江戸時代に既に栄えてた事に驚く。
明治以降に開発された地域と、
いろいろと違いがあるのも当然だろうと思う。
セイコーマートでお昼。
昼近くなってしまった。
襟裳岬手前のセイコーマートで昼にする。
HOT CHEFのおにぎりと唐揚げ。

おにぎりも唐揚げも店内調理・作り立てで温かい。
美味しいしボリュームもある。
コイツは全く最強メニューである。
孤高の存在、襟裳岬!
襟裳岬の駐車場に着いてまず驚いてのは、
『森進一の歌が流れていない!』
確か27年前の訪問時は大音量で流れてたように記憶してるのだが、
襟裳岬→森進一
ウトロ港→森繫久彌
富良野駅→ああ~あああああ、あ~あ~
では無かったか?
時代は変わったって事だね。
淋しいなぁ。

強風で有名な襟裳岬。
この日は穏やかで良かった。

なかなかの景観。
↓襟裳岬と言えば、矢張りこのショットでしょうか。

27年ぶりの襟裳岬。
なかなか良いじゃん。
その間、少なくても7~8回くらいは北海道来てると思うけど、
何故、襟裳岬には来なかったのかな?

それは矢張り遠いから。
例えば知床なら、
道東回ってから知床とか、
知床から網走サロマ湖に回るとか、
周辺と組み合わせてルート組み出来るけど、
襟裳岬はそれがほぼ無理。
宗谷岬なら、最北端というステータスがあるけど。
襟裳岬にはそう言うのも無い。
要するに孤高の存在なんだよ、襟裳岬って。
それでちょっと近寄りがたいのだ。
日勝半島その2・北上編
痛恨の見落とし、忠類。
襟裳岬から折り返し、十勝方面へと北上。
R336を行く。
このR336は、前述の様似を中継して道東へ向かう、
江戸時代に作られた道に由来しているらしい。
R236に入り、忠類、更別、中札内へと続く。
ここで痛恨の見落とし。
立ち寄りたかった忠類のナウマン象記念館を素通りしてしまった。
そろそろ給油しないと・・・と、そっちに気を取られていた。
気付いた時には随分遠く離れてしまっていたので断念。

見たかったなぁ。
十勝平野を行く。
広い十勝平野を行く。
畑の中に木が1本。

美瑛にあるような有名な木じゃないけど。
眺めるのなら、コレで十分だ。
新嵐山スカイパーク。
山の天辺にある新嵐山スカイパークの展望台。
山と言っても丘に毛の生えた程度の小さい山です。
それでも、真っ平らな十勝平野では貴重な高地らしい。

YouTuberかなんか知らんけど、
若い女性をモデルに撮影してる人達がいた。
日本人じゃ無いのでビックリ。
こんなマイナーな場所良く知ってるなぁ。
肝心の眺望はこんな感じ。

結構、見晴らし良いのですよ。
回りが直っ平なのでね。

リフトが有る!
冬はスキー場になるんですね。
シングルリフト1段だけの小さなスキー場です。
次は、六花亭アートヴィレッジ 中札内美術村。
行ってみたら閉館時間まで30分も無いので、
入るの止めました。
少し座って休みたい部分もあった、
今日は、座って休むってほぼ無かったのでね。
もう夕方と言える時間だし、宿に行くかね。
とほ宿・カンタベリー
今日の宿は、とほ宿・カンタベリー。
エゾリスの宿?・・・と思ってたら。
↓こういう事だった。

庭の木の所で餌付けしてるようですわ。
野生動物に餌付けってマズく無いんですか?
鳥なら良いんですか?
んー・・・・なんだか良く分からない。
このカンタベリー。
良くも悪くもとほ宿らしさが希薄だ。
そういう個性なんですね。
それはそれで悪い事では無いのですが、
とほ宿らしい盛り上がりは無かった。(この日だけカモ)

料理も良くも悪くも、普通の家庭料理っぽい感じ。
民宿なんだからそこも全然構わないです。
美味しくいただいたし・・・・・・・・・(^^;
良い点をひとつ、
近くに立派なスパ施設があります。
とほ宿的には重要な条件です。
↓十勝エアポートスパそら
コメント