ジョジョ第1部 ラスト! 何故ディオは首だけの姿だったのか?

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荒木飛呂彦先生/集英社/ジャンプコミックス
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一巡する物語

ジョナサンの1巡物語 (妄想です)

当初の構想における、
ジョジョの物語における1巡は、こうです。
(もちろん筆者の妄想です。)

ひとりのジョジョの生涯が、ひとつの一巡です。

石仮面の呪いと戦う!
邪悪な心のブランドーと戦う!
歴代ジョジョは、生涯戦い続けます。

ジョジョが勝利し
石仮面の呪いと邪悪な心のブランドーを、
完全に滅ぼせば、そこで大団円。
1巡は閉じて、シリーズ完結です。

完全に滅ぼす事が出来ない場合、
戦いの舞台は、次の世代、次の1巡に移動します。

導入部の馬車のシーンやラストの船のシーンは、
前の1巡と次1巡を連結するジャンクションです。

永遠の命を持つ、吸血鬼ディオ・ブランドーは、
苦も無くジャンクションを通り抜けて、
次の1巡にたどり付けるが、
普通の人間は・・・
ジョジョ側の人間はそうはいかない、
だからジョジョは、自分の命を犠牲にして、
次世代のジョジョ(赤子)を、
次の1巡の送り出さなければならない

そこまでで、ひとつの1巡が終わります。

次の1巡は、またその繰り返し、
ジョジョ側かディオ側が完全に滅びるまで、
1巡を繰り返す。
決着が着くまで、
何世代も、悲劇は繰り返される。

多分、そういう話だったんだと思います。
当初はね・・・・・・

歴代ジョジョの苦闘は続く!

実際のジョジョ第2部は、そんな物語では無い。

エリナと共に脱出した赤子は次代のジョジョでは無い。
ディオ・ブランドーも出てこない。

第1部後半の、
短期型から長期連載型への編成替えで、
シリーズの構成が大幅に変わったんでしょう

第3部で、ディオ・ブランドーは完全に滅びて、呪いも消えて1巡は終わったハズ。
・・・かと思われた。

しかし、
直接ディオが登場する事は無いものの、4部、5部と連載は続き、
歴代ジョジョの苦闘は続く。

運命の第6部

そして、6部です。
荒木先生は最初から、ジョナサンから始まるこのシリーズに、
決着を着けるつもりで6部を書いたのでしょう。

ジョナサンの末裔の物語!
4部連載開始時点で、既に現実世界の時間を追い抜いてしまって、
近未来の話になっていた。
5部のジョジョ! ジョルノ・ジョバーナは、ジョナサンの末裔と言えるのかどうか?

もはや、ジョナサンの末裔達の話は、書き続けるの限界だったのでしょう。

6部は、世界を1巡させる話です。
(この記事で言う1巡とは全然違いますが・・・)

ともかくも、世界を1巡させようとするブランドー側の人物と
阻止しようとするジョジョ側の人間の戦いです。

本当にそこには最終的な決着があって、1巡も、そこで完全に終了します。

7部、8部は全然別の世界の話です。
6部で、本当に1巡は閉じるんです。
ジョナサンの末裔達の話も終わります。

ジョジョ6部 承太郎と徐輪
ジョジョ ストーンオーシャン
荒木飛呂彦先生/集英社/ジャンプコミックス

ひとつの1巡とツェペリさんの物語

ジョジョの1巡とは、邪悪な物と生涯戦い続けて、
(完全に勝利できなければ)
唯一の希望である若い人を助ける為に命を投げ出す。

同じです。
ツェペリさんの物語と!

ツェペリさんの物語が、ジョジョの1巡の雛形になっているとは、
そういう事です。

では、
ツェペリさんの物語のもう一つのポイント。
父親が石仮面を被ってしまった事!

それとは、どう関係してるのでしょうか?

と言う事で、ようやく話は船の事故のシーンへと戻ります。

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