妄想御免2014年のバイク選び (1) アルプスローダーのスペック比較で妄想する。

アルプスローダー、アドベンチャーツアラーにモタード!
とか言い方いろいろですが、
何故か魅惑な、オンとオフのあいだに存在するバイク。
今や百花繚乱な、このカテゴリー。
それぞれのモデルは、どのような方向性を持ち、どのように違うのか?

まずはその辺を、
スペックから検証してみようってのが、このページの趣旨であります。

2014年3月 初稿

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では、どういう切り口から見て行きましょうか?

やはり、違いは足回りでしょうね!

やみくもに比較も出来ないから、ポイントを絞る必要がある。
そこで仮説を立ててみた訳です。
『足回り・・・・FRのホイールサイズとホイールトラベル量を比較する事で、
ある程度バイクの方向性が見えてくるのではないか?』
加えて、車重とシート高を見てみます。
たったそれだけのデータで何が分かるのか?
まぁまぁ、まずはデータを見て行きましょう。

データは、基本的には各メーカーのサイトから集めました。
ホイールトラベル量については、
欧州メーカーのサイトはしっかり記載してるのですが、
国産メーカーサイトには、記載が無いのです。
ところが、逆輸入業者のサイトには、記載があったりします。

根本的に、欧州と日本では、足回りに関する関心が違うのでしょうか?

ま、それは良いとして、
そんな感じでアチコチのサイトから数値を拾ったりしたので、
異なる仕向地のデータが混じったりしている可能性が有ります。
また、古い車種については、メーカーのサイトに記載が既に無いものもあり、
ネットでアチコチ探して見つけた数値を記載したものもあります。
そんな状況ですので、このページに記載されている数値は、
『ほんの参考程度』に見て下さい。

それでは困るという方がもしもいらっしゃれば、
ご自分で調べていただくようお願いいたします。

MT-09の立ち位置は?

ところで、MT-09ですが
メーカーのサイトに特設ページが出来ており↓のような事が書いてある。
『MT-09はネイキッドマシンとスーパーモタードマシンの
「異種交配造形」にチャレンジしています。』

『???』
異種交配造形って、結構あいまいな感じがするねェ。
それは、アルプスローダー的なバイク達とどう違うの?
その辺も併せて見て行きましょう♪。

まずは、各社のハイエンドモデルを見て見よう。

各社フラッグシップは、いずれも気合十分。

そんなこんなで、各社アルプスローダー的バイクを見て行きます。
まずは、ハイエンドモデルから行ってみましょうか。

各社のアルプスローダー的バイクのフラッグシップだけあって、
どのモデルにも気合を感じますねェ。

※アルプスローダーとかアドベンチャーツアラーとか言い方いろいろですが、
このページでは、アルプスローダー的バイクで統一しています。

 メーカー  モデル  ホイール
トラベル
 ホイール
サイズ 
車重   シート高
 F  R  F  R
 BMW  R1200 GS  190  200  19 17  245 870
850
840
820
810
790
 TRIUMPH  Tiger Explorer XC  190  194  19  17  267 857
837
 YAMAHA  XT1200ZE  190  190  19  17  265 870
845
 HONDA  VFR1200X  145  146  19  17  275 850
810
(国内)
 DUCATI  Multistrada 1200  170  170  17  17  224 825

ロード寄りの2台。

まず、目立つのは次の2車。
VFRは、ホイールトラベル量が極端に少ない。(あくまで上記5車中での比較です)
Multistradaは唯一前後17インチである。(あくまで上記5車中での比較です・・・・(^^ゞ)
VFR1200XとMultistradaの2車は、比較的オン重視と見える。

別に、オン寄りが悪く、オフ寄りが偉いなんて言うつもりはまったく無いし。
そもそも、バイクの優劣を語るのが、この稿の目的では無いし。
それを言い放つほど、自分エライ人間でもありません。
ただ、簡単なスペック比較で、ある程度バイクの方向性が分かるのでは無いか?
という、素朴な検証をしているに過ぎません。

DUCATi Multistrada 1200

最もオン重視と見えるMultistrada 1200であるが、凄い魅力的だ。
まず何よりも、どこから見てもDUCATIだ! イタリアンだ!
こいつに乗ったら、たまんなく楽しそうだ♪♪♪
山道をどこまでも走って行けそうだ♪♪♪・・・そんなオーラを発射している。
そういう意味で、最もアルプスローダーな1台とも言えそうである。
車重もシート高もなんとかなりそうな値だしなぁ・・・・・・う~む
でも、今度は国産車で行くんだよなぁ、俺って。

HONDA VFR1200X

VFR1200Xは、このカテゴリ唯一の4気筒であり、
かつDCTなんていう他社に無い先進メカを装備している。
それはそれで素晴らしいと思う。
ホイールトラベル量は少なくても、先進メカで勝負ってのも有りだと思う。
でもなんとなく思うんだけど、
それがバイクのデザインというか、たたずまいというか、雰囲気というか、
そういうものとマッチしていないように思える。
もしかしたら、工業製品としては、最も優れているかもしれないのに。
なんだかとてもとても惜しい感じがするのである。
国内仕様のシート高810には、一瞬『おぉっ!俺でも乗れるかもっ!?』と思った。
この手のバイクあきらめていた、日本のオヤジ達に朗報ではありましょう。

最強 BMWのGS1200!

他の3車、つまり比較的オフ寄りグループの中で、
BMWのGSは突出している。

ホイールトラベルとホイールサイズは、3車拮抗しているが、
シート高を見てビックリ!
各車、ローシート等を用意して、日本市場へ対応しているが、
R1200GSは、ローシートとローダウンキットなどを用意して、その組み合わせで、
実に、6種類のシート高に対応している。

さらに、車重を見てみると、
R1200GSは、Tiger Explorer XCとXT1200ZEに比べ20キロも軽い。
これは、重大なアドバンスと言えるだろう。

『圧倒的じゃないか、我が軍は。』
ギレンじゃなくても、そうつぶやいてしまいそうです。
長年GSを造り続けた、BMWの年期がものを言っている感じだ。
GS強し。 死角無しって感じ。
やはり、売れているモデルには、売れる理由があるものですなぁ。
参りました・・・・・・と言うしか無い。
(ゴーマンかましますが・・・・・) 結論はハッキリした。
このクラスで、アルプスローダーを選ぶなら、
特別な心情でも無い限り、R1200GS以外は考える理由って無いんじゃないの?

Tiger Explorer XCとXT1200ZE

Tiger Explorer XCとXT1200ZEは、GSと同じキャラを狙っている。
言い換えれば、ガチでGSに挑戦していると言える。
その気合は伝わる、
この2車もまた、十分以上に魅力的なバイクとして映ってはいるんだけど。

以上、ハイエンドクラスのデータを見てみました。
新たな事実を発見!・・・・と言う事は無かったですが、
いままで各バイクに対し、イメージとして持っていたものが数値で裏付けられた。
そんな感じです。(やや大袈裟ではあるが・・・・)
ささやかなデータ比較も、全然意味が無い訳じゃなさそうです。

だが、
自分の興味は、このクラスには無い。
何故ならば、自分は、平均的な日本人以上に背が低くて足が短いのでございます。
おまけに、非力で根性も無いと来ている。
苦労して、足着きの厳しい重いバイクに乗りたいとは、思っていないのだ。
サスペンションローダウンキットまで使って、乗りたくは無い。

ミドルクラスの状況!

実は、こっちが主戦場?

で、個人的には最も注目している、ミドルクラスを見て見ましょう。
主戦場だけあって、車種は豊富。
それだけに混戦模様であるますなぁ(笑)

 メーカー  モデル  ホイール
トラベル
 ホイール
サイズ 
車重   シート高
 F  R  F  R
 BMW  G 650 GS  170  165  19  17  196 770
 BMW  F 700 GS  170  170  19  17  218 765
 BMW  F 800 GS  230  215  21  17  224 880
 TRIUMPH  Tiger 800 XC  220  215  21  17  215 847
 TRIUMPH  Tiger 800  180  170  19  17  210 810
830
 DUCATI  Hypermotard  170  150  17  17  198 850
 KTM  690 DUKE R  150  150  17  17  149.5 865
 SUZKI  V-STROM 650  150  159  19  17  214 835
 HONDA  VFR800X  165  145  17  17  240 816
 HONDA  XL700V Transalp  177  173  19  17  214 830
 HONDA  NC700X  154  150  17  17  218 830
 YAMAHA  TDM900  150  133  18  17  223 825
 YAMAHA  MT-09  137  130  17  17  188 815

※XL700V TransalpとTDM900は、やや古い世代ですが比較の為にあえて入れました。

ミドルクラスは、BMW強し!

ここでもBMWのGSは、ラインナップの豊富さで他社を圧倒。
やはりGS強し。
そこにガチンコ勝負を挑む、TRIUMPHのTiger軍団。
我が道を行く、DUCATI・・・・・と欧州勢は似たような構図。
国産勢はどう絡んで行くのでしょうか?

最もオフ路線の2車。

Fに21インチホイールを持ってきているのは、F800GSとTiger800XC。
この2車は、前後ホイールトラベルも長大。
これはもう、アルプスローダーというよりも、『オフ車』でしょ。
完全にオフ指向。
こういうので、実際に林道入る人も少ないのだろうが、
ワイルド感が堪んないスねェ。
国内の普通のユーザーなら、
あらゆる局面で1200ccクラスより使い勝手が良さそう。
正直、欲しくなってしまう・・・・・・あぁ、あと10センチ足が長ければ・・・・

中核は19/17インチのグループ

残りの連中は、
F19インチ、R17インチホイール装着しているグループと、
前後17インチホイールのグループに分かれる。

19/17インチのグループを見て見れば、
F700GSやらTiger 800やらV-STROM 650などがいて、まさに中核的グループ。

ホイールトラベルもたっぷりとってあるし、車重もシート高もお手頃。
険しい道も、狭い道も、ちょっとくらい荒れた路面でも気にせずに、
どこまでも走って行けそうだ。
基本オンロードバイクながら、オンとオフの中庸というか、ストライクなバランス感。
丁度良い感じである。
アルプスローダーが好きな人って、このあたりがバッチリイメージ通りなんでしょうネ。

なるほど国産車でミドルクラスのアルプスローダーと言えば、
現時点では、V-STROM 650を選ぶしか無いと言う事が分かる。

過渡期の産物なのか? 17/17インチのグループ

17/17インチのグループは個性派揃い。
Hypermotardは、Ducatiのオーラを乱射しつつ我が道を行く。
キャラとしては、長距離を走る事なんかてんで考えて無く、
ひたすら、乗って楽しいヨ~って事を主張している。
ツアラーのMultistrada 1200よりももっとDucatiらしい。
車重の軽さは、Ducatiの共通した美点だよね。

KTMのDUKEは、Hypermotardよりさらにとんがっている。
極端に軽い車重は、単気筒ならではなのか!
こういうのが本当の峠スペシャルなんだろうなぁ。
またがったダケでニンマリしてしまいそう。
車高は高いが、この車重ならなんとかなりそう。
こういうのは困る。 欲しくなってしまうじゃないか。
『ツーリング適正ほぼゼロだぜ』
とか言って、気持ちを落ち着かせるしか無いのである。

唯一の4気筒VFR800X。
何故かVFR1200Xよりも、前後ホイールトラベルが大きい。
1200よりも買いなのかもしれない?
しかし1200同様車重がダントツに重い、4気筒だから仕方無いのかね。

意外だったのが、NC700X。
安物に見安られがちなコイツだが、
結構たっぷりとホイールトラベルをとっている。
思ったよりキチンと造られた、良いバイクなのかもしれない。
極めて個人的な印象になってしまって恐縮なんですが、
決定的に残念な事に、このバイクには『華』が無いのである。
(少なくても自分には、そう感じられます。)
安物は別に構わないけど、
バイクには何かの『華』が欲しいのである。

再びゴーマンかましますが!
今のHONDAのこのカテゴリーのバイクには、
Ducatiのようなオーラを感じない。
すごく物足りない思いだ。
しかし、HONDAはかつて、
アフリカツインという、このカテゴリーの名車を生み出した。
水面下で、とんでもないNewModelを隠し持っていると信じたい。

と、主戦場のミドルクラスのデータを見てきた訳ですが、
皆それぞれにキチンと造られているなぁって思います。
ネイキッドの外装だけイジって、
はいポンってヤツなんていないじゃないか。

傾向としては、
欧州車は日本車よりも多めにホイールトラベルを取っているようだ。
これは、
ただ単に足の長さに違いによるものなのだろうか?・・・・・・・・・・・(^^ゞ
いやいやいやいや、
やはりこのカテゴリは欧州が本場なのではないでしょうか?
もしかそたら日本って道路が良すぎて、
必要以上に足回りにこだわらないのかな?

で、MT-09ですが、
ホイールトラベルを見る限り、
やはり、アルプスローダー達と明確に違うようですネ。

最後に、ネイキッドを見て見ましょう。

ストファイ等の最新ネイキッドとどう違うの?

ここでは、CB1100のような古典的なスタイルのヤツでは無くて、
もうちょっと新しいスタイルのバイクを見てみます。

 メーカー  モデル  ホイール
トラベル
 ホイール
サイズ 
車重   シート高
 F  R  F  R
 DUCATI  Monster S2R  130  148  17  17  178 800
 DUCATI  Monster 796  120  148  17  17  187 800
 BMW  F 800 R  125  125  17  17  204 775
800
 SUZKI  GSR750  120  135  17  17  210 785
 HONDA  CB1000R  120  128  17  17  217 825
 YAMAHA  FZ8  130  130  17  17  211 815
 YAMAHA  MT-09  137  130  17  17  188 815

※S2Rの車重は乾燥重量です。

安心のMonster 新旧2モデル!

Monster S2Rは、もはや古いバイクでありますが、
現行のMyバイクだから、自分にとっては、最適のベンチマーク。
と言う事で一番上に入れてあります。

ネイキッドになると、FRホイールサイズはみんな一緒だし、
ホイールトラベルも大差無いので、
こんなデータで分かる事は少ないかな?

DUCATIの2車、新旧のMonsterは、
Rホイールトラベルが突出している。
車重の軽さも、特徴的だ。
充実の足回りと軽い車重。
Monsterの、あの心躍るハンドリングは、
こんな部分が影響しているのカモ?

さて、MT-09は?

そんな事を思いつつ、MT-09のスペックを見てみると。
車重の軽さは、Monsterに匹敵する。
ホイールトラベルも、Rは平凡だが、Fはこの中で一番大きい。
軽い車重と、FとRの違いは大きいもののホイールトラベルを多めに取っている点は
Monsterと共通している。
つまり、MT-09は『Monsterとキャラが似ている』と言えるのでは無いか!?
そういえばYAMAHAもハンドリングでは定評が有る、DUCATIに通じる所が有るのカモ。

やあ困った。
Monsterからの買い替えの検討で、候補のMT-09が、似たキャラという結論では、
『では、買い替える必要ありませんネ♪』
という事になってしまうではないか!

これは困った事になったゾ。

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